550系寝台特急型電車

最高営業速度 130㎞/h
 製造初年  2013年
引退年 現用車両
製造会社

磯川車両製造

 550系電車は2013年の、越奧線全通に登場した特急型電車です。

現在の越奧線となる路線は新潟県側が東部線、東北地方側が新東山形まででの山形線という別々の路線でした。

沿線自治体で計画されていた新潟―仙台間のスーパー特急構想は山形鉄道を電化しそれに接続する形で160㎞/Hの高速新線を作り、坂町まで行くものでした。

実際にJRまに交渉するところまで行きましたJR側が新幹線の延伸工事に注力したいことか難色を示したこともあり仙山間と山形県境の村上まで路線を有し、日本最初の160㎞/H運転を行った新東電鉄が第二候補となり建設されました。

その時から運行を始めたのが新宿―仙台の特急「あおば」と寝台特急「奥羽」、新潟―仙台の特急「奧越」です。

夜行列車を運転することにしたのは競合相手が夜行バスのみであったこと、開放寝台よりも個室を中心とした設備として快適な車内サービスを提供し夜行バスと棲み分けを図るとともに新幹線最終出発後の需要を取り込むことができることから設定されました。

また新幹線の最終が東京駅を出た後に出発し始発がつく前に仙台・山形に到着するというコンセプトで計画されました。

台車のみ500系のと一部で共通性がありますが130㎞運転であること、寝台という特殊を主体とするということから別形式とされました。

塗装は青色が24系などブルートレインから来た夜の色、黄色は月色をイメージしました。
内装は個室寝台を主体として、それまでの一部を除くJR寝台特急を上回る快適性を備えています。

現在は新宿―仙台の寝台特急奥羽での運用をこなしています。